SBIホールディングスは、新生銀行に対してTOBを実施し、子会社化することを発表した。SBIは20.32％の株式を持つ筆頭株主であり、TOBを通じて所有割合を48％に高め、傘下に収める。買付代金は最大1164億円で、買付期間は9月10日から12月10日まで延長された。新生銀行は最初は反対の意見を表明したが、後に中立に変更し、TOBは成立した。M&Aアドバイザーとしては、SBIが新生銀行の業績改善と企業価値向上を目的に経営権を取得し、役員体制を刷新することで、両社のシナジー効果を生み出すことが期待される。
株式会社M&A Do 代表取締役
M&Aシニアエキスパート・相続診断士
東京都昭島市出身。慶應義塾大学理工学部を卒業後、大手M&A仲介会社にて勤務し、その後独立。これまで製造業・工事業を中心に友好的なM&Aを支援。また父親が精密板金加工業、祖父が蕎麦屋、叔父が歯科クリニックを経営し、現在は父親の精密板金加工業にも社外取締役として従事。